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イヤホンが意外にも病気の引き金になる

気軽に動画や音楽の視聴・ゲーム等が出来るようになった現代、イヤホンやヘッドホンを使用する人が増えています。
しかし、その使い方に普段から気をつかっている人は少ないのではないでしょうか。
実は、イヤホンの使用・保管方法が悪いと、病気を引き起こしてしまう恐れがあります。

たとえば音楽を聴くときやゲームをプレイする際、大音量で再生してはいないでしょうか。
「イヤホンを付けているから周りの迷惑にはならない」と考え、迫力を楽しむために音量を上げてしまう人も多いかと思います。
僅かな時間だけならばともかく、頻繁に繰り返したり長時間聴き続けたりしていると、耳はダメージを受けてしまいます。
それにより聴力が低下して難聴になったり、難聴による目まいを覚えたりすることがあるのです。
あまり音量を大きくしないこと、また、それほど大きくない音であっても長時間の使用は避けることが大事です。

それ以外の原因としては、衛生的な管理が出来ていないことも挙げられます。
イヤホンは耳の中の湿度を上げるため、バクテリアが繁殖しやすい状態になりがちです。
それが難聴や感染症といった様々な病気の引き金になるのです。

特に気を付けたいのが、イヤホンに付着した耳垢。
耳垢自体は耳の中のバクテリアの繁殖を抑える役割を持っているのです。
これが付着したままのイヤホンをカバンの中に入れたり公共の場で使用したりすると、埃などのゴミがくっつき、結果的に不衛生になってしまいます。
使わないときは、他の物にくっつけることがないように清潔なケースにしまい、定期的にイヤホンの掃除をするように心がけましょう。

また、家族や友人とイヤホンをシェアすることも良くありません。
誰しも耳の中にはバクテリアがいるものなので、イヤホンを共有することによって他人のバクテリアが自分の体に入ってきてしまいます。
予防としては、なるべく人に貸さないこと、貸すならばお互いの使用前にイヤホンを除菌することが有効です。

バクテリアってなに?

そもそもバクテリアとはなにかというと、細菌、つまり微生物のことを指します。
毎年冬に流行るインフルエンザはウイルスの感染で起こる病気なのですが、そのウイルスよりも更に約10~100倍も大きいサイズとなっています。

また人や動物の体に入ることでしか繁殖ができないウイルスとは異なり、自分の力だけで繁殖することができてしまうということも、大きな特徴のひとつです。
よく食器洗剤のCM等で濡れたスポンジを放置するとたくさん繁殖していくのが、このバクテリアであると言えます。

バクテリアが増えてしまう条件には主に、栄養・水分・温度が関係してきます。
人にとって栄養価が高いものだけではなく、例えばほこりや垢、ゴミ等もバクテリアにとってはおいしいごはんであると言えます。
不衛生であればあるほど、バクテリアは喜んで繁殖していきます。
バクテリアは多湿を好みます。
水分を使って増えていくので、適度な水分がある場所を好みます。
また多くのバクテリアは10~60℃で繁殖することができ、特に人の体温と同じ36℃前後で最もよく増殖することが知られています。

これらのことから、ほこりがついたカバンの中や、公共の場で保存・利用したイヤホンを、耳垢がついたまま耳にくっつける行動は大量のバクテリアが耳に入ってくるも同然の行動だといえるでしょう。
また耳垢がウェットな状態の人や、よく汗をかく人・イヤホンを長時間つけている人であればさらに湿度が増し、バクテリアにとっては非常に住み心地の良い楽園であるといえます。
そのイヤホンを友人知人とシェアすると、当然お互いのバクテリアがお互いの体内に入ってきてしまいます。
もしどちらかが風邪等の細菌性の病気にかかっていた場合、そこから感染してしまうということも大いにあり得ると考えられます。
感染を予防するという意味でも、イヤホンを衛生的に管理し、使用することがとても大切です。